小屋がいよいよ完成する前に。
完成を待つばかりの小屋と水を張った田んぼと青空と低い山並みと。うーん、美しい。
この写真をiPhoneにおさめてご機嫌で帰ってきた、その翌週のこと、事件は起きました。
小屋が突風で倒れました!
と田んぼの先生から連絡が。送られてきた1枚の写真にはパタンと倒れた壁が写っていました。オーマイガッ!なんということでしょう!
まわりに迷惑がかかっていないか、怪我人が出たりしていないか、気が気でなかったのですが、田んぼの脇にちょこんと建てられた小さな小屋は、屋根が少し遠くに飛ばされていたのを除いて、その場でパタンとキレイに倒れていたとのこと。
そわそわしながら週末を待って、さっそく現場に足を運んできました。あーあ、な写真が続きますよ。あー、もうっ。
とてつもなく強い突風に持っていかれたということで、基礎を束石ではなく、杭を地中に埋め込む形にしていたら、ひょっとしたら倒れずに済んだのかもしれません。お借りしている土地ということもあり、固定するのははばかられたんですよね。いつでもたためるようにしておこうと思ってたら、できあがる前に勝手にたたまれてしまったという。。。(笑えねー。)
ビスで止めた箇所を一つ一つ外して解体して帰ってきました。自分の手で作っているから、どこをどう止めたのか全部分かってる。これはなかなか頼もしい感覚でした。
同じ場所に小屋を建てるのは、ちょっとどうかなと思案中です。小屋作りの経験値は少し上がったのでよしとします!
「洗い米」でご飯を美味しく炊こう!
以前、自分たちだけでは食べきれない量のお米を収穫できたと書きました。
でもって、友人や同僚に配って食べてもらっているわけですが、その際、「美味しいご飯の炊き方」についても伝えるようにしています。
知らなかったよ〜、とよく言われるのが次の2つのポイントです。
- お米をといだら水に浸すのでなく、ザルにあけて30分ほど置くこと
- 炊くときの水の量は、計量カップでお米を計った量とまったく同じ分量の水を入れること
1については、ザルにあけて置くだけでお米は水分をしっかりと吸収します。ぷっくりとした白い状態になるのが理想的。これを「洗い米」というそうです。
2については炊飯ジャーの目盛りを頼らないほうが水加減がうまくいくというわけです。
いずれも土井さんの本を読んで知りました。お米好きな人にぜひ伝えたい「炊飯ハック」(^^)
ぜひ今度、試してみてください。美味しく炊けますよ!
いきなり建てる、小屋作り。
いつか小屋を建てたい、とずっと思ってきて、ついにそのチャンスがやってきました。
建てる場所は、田んぼの脇。ハーベスター(下写真・左に写る大きめの機械。刈った稲を脱穀するもの)を雨ざらしにするのを避けるため、格納庫を建てることになったのです(もちろん地主さんに了解を得た上での小屋建設です)。
高さも幅も奥行きもけっこう大きい機械です。格納する小屋もそれなりの大きさ、高さで建てねばなりません。さあどうしようか。
参考にしたというか、好きで読んでて、結果、小屋を作る際におおいに役立ったのがこの本です。
山林の土地を買い2×4工法で小屋を建てて暮らすその日々の出来事や思索が綴られていてとても面白い本なのですが、
- パネルをつなぐことで強度を出すのが2×4工法であること
- この本の著者はたった1人で小屋を建てた
- 建てる際の大まかなプロセス
を読んだことで、「じゃあ実際にどこからどんな風に、細かく段取ったり図面を書いたりしたらいいのか?」という点は置いておいて、よっしゃ建ててみよう!と取り組めたのがよかったです。
なお、細かい点については、この2冊がとても役立ちました。
小屋大全 夢の手作り小屋を実現しよう! ~小屋作りの実例と超実践的ノウハウ集~
- 作者: 西野弘章
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 2017/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
これらの本を読み込みつつ、えいやッと建て始めた模様がこちらです。
2×4はパネルが命。今回はここまで。屋根やら外装やら扉やらは次週以降に。 #DIY #小屋作り
大人2人で2日間でできたのはここまで。
- 基礎をつくる
- パネルをはる骨組みをつくる
- パネルをはる
ふつうの小屋とは異なり、ハーベスターのキャタピラーを出し入れするため、
- 床を設けない
- 壁は4面ではなく3面のみ
という条件での小屋作りなのですが、そんな事例はどの本にも書いておらず、強度が心配でした。でもこの後の屋根をつける作業を進めるうちに、どんどんがっしりしていき、これなら大丈夫かなと思えるように。
ぐぐっと進んだよ。完成は来年に持ち越しです。 #DIY #小屋作り
あの屋根で自由に動くにゃあやっぱ足袋だろ。というわけでコメリで急遽、買ってきた。 #DIY #小屋作り
ついに屋根を、ガリバリウム鋼板の屋根をはったよ。 #DIY #小屋作り
扉をつけたり、屋根のまわりに雨よけをつけたりとまだまだ作業は残りますが、えいやッと始めて正味5日程度でここまでできました。
作るうち、これくらいの大きさなら、寝泊まりできる建物もそう苦労せずに作れるかも、いつか作ってみたいぞと思うようになりました。でもそれにはもちろん土地が必要なんだよなー。
2018年、小さな実践を積み重ねる1年にしよう。
2018年に入りました。今年はもっとブログを更新できるかしら?いや更新したいぞ、と思うのですが。。。まずは年頭所感(?)を書いておこうと思います。
今年は、昨年から本格的に始めたお米づくりにさらに本腰を入れて取り組みつつ、そこから派生して生まれてくる感情や考えに耳を済ませて動いていく1年にしたいなと。
- ほどほどの広さの田んぼで、完全無農薬のお米をつくる。
- ほどほどの広さの休耕地を借りて、野菜をつくる。
- ほどほどの金額を借り入れて自分たちらしい家を建てる。
- 暮らしの実践をコツコツ発信する。
- 都市での仕事と里山での仕事とを往復することで、骨太な価値観を見つけ出す。それは温故知新になるかもしれない。
- 他エリアで似たような実践をしている人たちの取り組みを知る。それは佐渡や弥彦の友だちの取り組みかもしれない。
- 農家資格の取得に向けて準備する。
- 勤め先のサラリーに頼らない形で稼ぐ、ということを、もっと精緻に、納得いく形で実現する。稼いだ額の大小は問わない。
我ながら会社における目標が全くないことに驚いています笑。今年はブログを書くのを習慣化できるかしら。頑張ります、と書くとプレッシャーになるので、ぼちぼち気が向いたときに更新できるといいかな。
草刈り日和
本日(2017年12月10日)は早朝から南房総へ。高速に入る手前のバイパスに設置された温度計は3℃を示していた。快晴。内房の海岸線からは富士山がきれいに見えた。
今日の作業は、棚田の草刈り。草が伸び放題でそれとは分からなくなってるけど、もともとは田んぼである。ここを再び、農作物を作れるようにしていく。田んぼに戻すのか、それとも他の作物を育てるのか。今の時点ではまだ決まっていない。
174cmある僕の背丈を越える高さまで伸びた、硬くてしっかりとした茎を持つのは、セイタカアワダチソウか、ブタクサか。びっしりと生えてたり、まばらに生えてたり、場所によって勢力がちがうのが面白い。刈払い機を使って、隅から隅まで刈っていく。
午後3時でだいぶ日が陰ってきた。雲も増え、暗くなってきたところで、今日の作業は終了。
草刈りのコツは、草の向きと刈払い機の当て方、角度をよく観察して、いかに労力を少なくして刈ることができるか。試しては観察しまた試すこと。まだまだ経験値が足りない。
それから、草刈りをいつやるのが正しいのか、面白い話を聞いた。同じ場所でも、2回も3回も刈っているのに草がすぐボウボウになる場合と、1回刈っただけなのにそれ以降草が生えてこない場合と、まったく異なるそうだ。その理由はなんと月が関係しているという。満月から新月に向かう時に草を刈る。厳密にはより詳細なサイクルと刈り方があるのだそうだけれど、ここでは割愛。
寒いけれど、陽にあたりながら作業をしていると汗ばんだ。この耕作放棄地が来年、再来年とどんなふうに変わっていくのか。今から楽しみだ。