おかしみ日記

おかしみは、スパイス。

お米ができたよ

今年(2017年)、2月の寒い時期からお米作りに取り組んだ。9月には稲刈りを終え、脱穀し乾燥をして籾の状態になったお米は30kg袋にして軽く10袋は超え、倉庫に積み上がったその大きな塊を目の当たりにすると、「よくできたなあ」と感慨深いと同時に、「はて、こんなに大量のお米をわが家と親戚に配ったとして果たして食べきれるんかいな?」と急に心配になるのであった。

というわけで、これは友だちや同僚にも食べてもらおう!と3合分を詰められるパッケージを買いこみ、案内文を考え印刷し、新米シールを自作し、精米したてのお米を詰め真空パック器で封をして…と、夜な夜な「お米パック」を作る毎日を送っています。ちなみに精米も自宅で行うので、何ていうか、タスク過多です(苦笑)。

 

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(案内文)
南房総の里山米
自分の手で一から育てたお米が無事に収穫できました。千葉県南房総市。寒さに震えながら田んぼの底土を平らに整えた2月、種をまいた3月、苗が育つのを待ちわびた4月。そして5月の田植えから、稲刈りを迎える9月まで、このお米づくりには農薬も肥料もいっさい使いませんでした。雑草を生えさせず、害虫に負けない環境を田んぼの生き物たちに整えてもらいながら、稲自身が本来持っている強さを引きだす。そんな農法を学びながらのお米づくりでした。南房総の里山の、自然と生き物が育てたお米です。

そう、このお米は農薬も肥料も除草剤もいっさい使っていないのです。玄米でも安心して食べられます。僕ら夫婦が学んだのは「不耕起・冬季湛水栽培」というやり方で、農家の岩澤信夫さんが生涯をかけてその理論と実践を深めていった農法です。岩澤先生の元で学んだ若手農家の五十嵐さんに昨年(2016年)出会ったことで、僕たちはお米作りに邁進することになるのですが、そのお話はまた今度。

新米の季節です。お米って今はスーパーやコンビニで簡単に手に入るものですが、できれば、作り手の顔や考えや姿勢が見える場所で、美味しいお米を手に入れて欲しいなと、お米を作った今、すごくそう思います。

たとえば、この方の本を読んだりすると、「この人のお米を食べてみたい!」って間違いなく思いますよ。

 

ロジカルな田んぼ (日経プレミアシリーズ)



松下さんのお米はこちらのお米屋さんで購入できます。ネット注文もOKです。

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