おかしみ日記

おかしみは、スパイス。

挨拶をしそびれた

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2021年が明けた。例年なら元日や2日あたりには抱負のような言葉をFacebookに投稿して、「さあ今年も楽しむぞ、みんな今年もよろしくね!」という気分が盛り上がるのだけれども、今年は何だかそんな気がしなくて、でも、何か書いておきたくはあるので、こうしてブログを書いている。

 

今日はもう1月11日だ。実家から大雪にすっかり覆われてしまった建物の写真が送られてきた。越後湯沢などの山沿いならともかく日本海側の新潟市でもこれだけの積雪量になるのは珍しい。除雪車がこまめに来てくれているらしいが、除雪車がよけた雪をどかしたりするのは住民の仕事になるから雪かきで忙しくしているようだ。父がさっそく滑って転んで右膝を捻ったと母からの報告。精密検査もしたというが、こちらとしてはゲガもさることながら、病院に行くことで感染リスクが高まるほうを心配してしまう。

 

今年の新年の挨拶を書く気になれなかったのは、帰省しなかったせいもある。帰省という移動によって気分が昂揚するのって多分にあるよなと思った。毎年のように、ほぼパーフェクトに帰省をしていたから、年末年始を新潟で過ごさずに関東で過ごすのは何だか調子が狂うものなのかもしれない。仕事始めの1週間も完全テレワークだった。新潟と違って、冬でもずっと晴れている天気は、こちらで暮らす人には当たり前なのかもしれないが、僕にはやはり不思議に思える。

 

2日、3日と、9日、10日の土日は、田んぼでの作業に精を出した。耕作放棄地だった田んぼの整備はゆっくりと、でも、着実に進んでいる。さまざまな草が生え放題、伸び放題だった状態に比べると、見違えるようになった。

 

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草を刈って燃やしたあと、今度はさらに草の根元が残っているのを刈払機を使って削るように根こそぎとっていく作業をしている。

 

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歩くと足裏にまだ草の切り株があたる。それを削っていく。

 

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きれいに平らになる感じに。

 

田んぼの広さは約一反ある。長方形の長辺が60メートル位あるのだけれど、けっこう広い。1日あたり2〜3時間ほどかけて徐々に作業を進めている。このあと、水を入れて畔を直したり、田んぼの中の起伏をレイキを使ってならしたりする作業が待っている。

 

そろそろ、2拠点生活をやめて、里山に移り住み、田んぼ仕事とテレワークとで生活を成り立たせる方向に進むのもいいかもしれない、と田んぼで作業をしながら考えた。気温は低く寒いけれども、陽射しを受けながら動き回っている間は寒さも忘れて、つい考えごとに耽ってしまう。単純作業が心地いい。色んなことが頭をよぎっては消えていく。田んぼで過ごす時間を重ねながら、少しずつ、自分が変わっていくのを感じる。