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おかしみ日記

おかしみは、スパイス。

いやー、楽しかった。(一箱古本市@京成津田沼)

いやー、自分が店主となってお客さんに本を販売することが、こんなに楽しいとは。今日はじめて参加した「一箱古本市」は、本当に楽しいものでした。誰もが参加できる「古本屋さんごっこ」というのが一箱古本市のいいところ。ご夫婦で参加される年配の方、お子さん連れの女性など参加者は男女問わず、年齢も様々で、一箱の中身も実に多様でした。漫画を中心に売る人、自作(なのかな?)の人形など雑貨を一緒に並べる人、一箱といわず立派なディスプレイをこしらえる人…、それぞれに「お店作り」を楽しんでいる様子でした。


そして何より楽しかったのが、お客さんとの会話。いや、会話というよりも、お客さんが自分のお店(一箱)の前に立ち止まってくれただけで、一気にテンションがあがったのには、自分でもびっくり。思えば、人が本を買う様子をこんなに間近で見ることなんて、まずない。並んでいる本をまずはじーっくり見ていく人がいるかと思えば、いきなり本に手を伸ばす人もいるし、でもそんな様子をじいっと見つめるわけにもいかず適当に目線を泳がせながら、いつ声をかけようかな、なんて様子を伺うわけです。しゃがみこんで本を手に取ってくれる人には、とても話しかけやすい。思わず、「ええっとその本はですね…」と知りうる限りのウンチクを語ってみたりして。で、ぼくの場合は殺し文句が「ぜんぶ50円ですので、いかがすか?」なのでした。結果は、35冊を販売、いやあ売れました(売り上げは置いておくとして)。思えば、意外とたくさんの方に買っていただきました。こんなにドキドキしながら、人とコミュニケーションをとるなんて、とても新鮮。こりゃあハマるわと思ったのでした。


それから、本の話が思う存分にできるところも、一箱古本市の楽しさでした。アメトークで「古本芸人」というのがあったら、たぶん、こんな感じになるんじゃないかというくらい、本や本屋さんについて、参加者の皆さんと話しました。いやー話が弾むこと弾むこと。吉祥寺にある百年が面白いとか谷根千往来堂がいいですよとか。それもぼくにはとっても幸せな時間でした。すんごく濃ゆい情報交換ができた気がします。「一箱古本市をわざわざネットで検索して、直近で開催されるものに申し込んだ」なんてぼくもまったく一緒だったので親近感も湧いたりして。こんな面白い人たちがたくさんやって来るイベントなら、また来たい、と思っちゃいますね。うん、もうすでに病み付きになりそうです。また参加するぞー。


鈴賢文庫の一箱。一度に5冊買ってくれる人もいて嬉しかったなあ。


子どもがもう大きくなったからと絵本を並べたお店。こんなにたくさん読んでもらったお子さんは幸せものですね。


くらげ書房さん。自分で屋号をつけるのも一箱古本市の楽しみです。


多摩市から参加した方もいて、その熱さにびっくり。


京成津田沼駅前のワイがや通り。人通りがあまりないので、立ち止まってもらえただけで嬉しかったです。


一箱古本市の歩きかた (光文社新書)

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