Facebookのタイムラインで見かけたジブン手帳。ウカツにもそれまでまったくその存在を知りませんでした。さっそく書店の手帳売り場でチェック。
広告クリエーターで手帳マニアの佐久間さんという方が、自分の欲しい理想的な手帳をコクヨと一緒になって作ったのがこのジブン手帳なのですね、ふむふむ。
ジブン手帳、いいなと思ったのですが、ほぼ日手帳から乗りかえる気が起こるほどではありませんでした。いいなと思ったのは、次の2点。
・その日の三食の食事を記録する欄があること
・その日の気分を記録する欄があること
いずれもページデザインの中に、あらかじめその記入スペースが組み込まれています。気分に至っては、3種類のアイコンをチェックするだけ、ととてもシンプルです。
これは毎日記録してみてもいいかも!と閃いたので、さっそく、やってみようと思います。
ほぼ日手帳WEEKSの経験も活かし、型にしてみる
ほぼ日手帳AVECは1日1ページ。自由に書けるのがその魅力ですが、そこにあえてこんな型を導入してみます。
上の3つの丸には、朝、昼、夜と書き入れ、その日に食べたものを記録していきます。
その下の2つの線で囲ったスペースには、その日の主だった記録(使ったお金、その日何か印象に残った出来事、予定)を書きます。2つの黒い四角は、起床時間、体重を書くためのもの。
線より下のスペースは、これまでWEEKSの右ページでしてきたような使い方を想定しています。つまり、頭から細かく書いていき、振り返ってはタグを入れる、という使い方です。
気分については、日付下のスペースを使って、丸を書き入れ、カンタンな表情を書いていく。いずれも、ほぼ日手帳特製の定規を使うとカンタンです。
1週間ほど試してみての感想
実は2014年のほぼ日手帳オリジナルも手元にありまして、さっそくこの思いつきを試してみました(上記の写真)。
感想としては、その日の食事を思い出しながら記録するようになると、食事にしっかり意識がいくようになるのが不思議でした。これまでよくやっていたのが、食事の写真を撮ってInstagramやEvernoteにアップするという行為。写真をアップすることに意識が向くせいか、食事そのもの、については忘れてしまうことが多かったように思います。
ところが、手帳のあの欄に記入するぞと意識すると、食事を言葉でどう表現するのか、に意識が向くようになります。うむ、これは「じゃがいもと玉ねぎのみそ汁」であるぞ、きっちりそう書いておこう、と自分が今食べているものをしっかり認識しようとするのです。
これは意外な発見でした。大げさに言うと、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアにちょっとした感想を思いつくままに手短にアップしてしまうことは、物事をよく観察したり考えたりする機会を自ら放棄することになるのではないか?と思ったのです。
いや、これは大げさにすぎるかもしれません。この点についてはもう少し、じっくり掘り下げて考えてみようと思います。
手帳とブログは、観察すること、考えること、書くことを強くしてくれるツールなのかもしれない。
ジブン手帳への興味から、思わぬ話になってしまいました。自分の生活態度をもう一度イチから見直したくなった、2014年の年の瀬なのでした。
- 作者: ほぼ日刊イトイ新聞
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2014/08/26
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