読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おかしみ日記

おかしみは、スパイス。

仕事のプロセスをデザインする。

●今日は月曜日。また1週間が始まりますね。会社に行くのが楽しくなる、そんな特効薬になる本はないかと考えたとき、ピッタリな本がありました。小山龍介さんの「HACKS」シリーズです。仕事を楽しくするための様々なハック(ちょっとした技や工夫)の紹介を通じて、仕事のやり方を見直すきっかけを与えてくれる本です。

●今日はシリーズの中から、『整理HACKS!』を紹介。

 整理は創造性のない、退屈な仕事のように思っている人も多いかもしれませんが、整理について考えることは、実は本来、創造的なことなのです。/きちんと整理ができる人というのは、整理というプロセスを美しく設計できる、優れたデザイナーでもあるのです。

どうでしょう、こんなふうに表現されたら、「いっちょ整理を工夫してみるか」という気になりませんか? この本では90ものハックが紹介されていますので、その中から自分が気に入ったものをすぐにでも試すことをおすすめします。「32 机の上とデスクトップはきれいにして帰る」「57 二次会に参加しなくてすむテクニック」などなど、仕事環境だけでなく生活というテーマも含めて様々なハックが紹介されていますから、必ずや自分の現状にあてはめて実践できるものがあるはずです。

●ところでぼくは小山さんの著作が大好きなのですが(カツマーになぞらえてコヤマーと名乗りたいくらい)、それは小山さんの著作において常に「仕事や生活のプロセスをデザインする意思」が通奏低音として鳴り響いているからです。たとえばこんなくだりには本当にゾクゾクしてしまいます。

 これから日本がどうなっていくのか、どのような方向に向かっていくべきなのか。それを見定めるためには、これまでの成功パターンを一度、整理する必要があるでしょう。やり方そのものを新しい時代に合わせて、再構築していく必要があるのです。
 これは企業だけではありません。個人もまた、これまでのキャリア構築の成功パターンが通用しなくなる時代に突入しています。会社に居続けても展望は開けないし、かといって転職してもジリ貧になっていく状況を、どうサバイバルしていけばよいのか。めまぐるしく変化する環境において、過去の成功パターンを踏襲する技能ではなく、新しい成功パターンを発明、発見、構築していくデザイン能力が求められていると思うのです。
 これをひとことで言えば、イノベーションを生み出す力であると言えるでしょう。『整理HACKS!』は整理におけるプロセスデザインを扱っていますが、しかし同時に、これはプロセスにおけるイノベーションでもあります。

仕事における整理をきっかけに、仕事のプロセスそのものを見直し、イノベーションを生み出していく。そんな気持ちで仕事に取り組めたら、もっともっと気づきが多くなり、仕事の質を変化させていけると思うのです。

整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣

整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣

(目次)
Chapter1 書類ハック! データ集約とアクセス分散
Chapter2 環境ハック! 環境の統一と洗練
Chapter3 情報ハック! 時間軸と空間軸
Chapter4 生活ハック! ルーチンとサプライズ
Chapter5 思考ハック! 情報分割と統合
Chapter6 人脈ハック! リンクとショートカット