おかしみ日記

おかしみは、スパイス。

2010-01-02

●八重洲地下街にある、R.S.Booksという古本屋で本を買った。文庫本が10冊ほど透明なビニール袋に入れられ、店頭に積み上げられている。どの10冊を選んでも、価格は390円。大河ドラマ準備セットという帯がついている。僕が買ったのは、司馬遼太郎竜馬がゆく』(一)(二)巻、『翔ぶが如く』(一)(二)巻、『世に棲む日日』(三)巻、『菜の花の沖』(五)巻、咲村観『上杉謙信−天の巻』、平岩弓枝『五人女捕物くらべ』(上)、子母沢寛『父子鷹』(上)、山手樹一郎長編時代小説全集『江戸名物からす堂』(三)の10冊で、司馬遼太郎のほかは、ほとんどなじみがない。古本なのだから文句はいえない。店主からすれば、「揃っていないのも愛嬌、福袋なのだから」という気分もあってのセット売り企画なのだろう。客だって、その愛嬌を理解して買わなくちゃつまらない。『竜馬がゆく』を読み進めるのに疲れたときには、平岩弓枝のページも繰ってみたいと思う。それにしても、書店で福袋。ふつうの本屋さんでもやってくれたら面白いのにと思った。